山梨順一の着眼点
X5

カフェ前  年齢も30半ばになってくると「スポーツカーしか乗らない」と豪語していた自分も、思考の変化や趣味に合わせて車選びにも若干の変化が現れだした。豪語している以上、スポーツカーがどんなに不便でも手放す気はないのだが、「もう1台所有するならどんな車がいいかな〜」なんて考えたりもする。街乗りや、ちょっとした買い物に出掛けるだけならばコンパクトなセダンという選択もあるが、まだまだセダンには乗りたくないという自分自身の妙なこだわりもある。そうなるとワゴン!ワンボックス!ってことになる。たしかに荷物も積めるし、移動は楽だし言うことなし!ではあるのだが、仕事の移動車としてこれまでにも相当な時間運転してきているので、いまさら自分のセカンドカーにしても新鮮みが少なそうなので現在のところはパス。こんな勝手なことばかり言っていると一生スポーツカーでも乗ってろ!てな声が聞こえてきそうですけど、実は最近ちょっと気になっている車があるのです。

インカー それはここ近年急速にそのシェアを拡大しつつあるSUV車(BMWではSAV スポーツ・アクティビティ・ビークル)。BMWでいえばX5やX3になる。このジャンルに興味を持ちはじめたのは、以前にこのメルマガでX3を試乗した時。試乗するまではオフロードやクロカンボディにラジアルタイヤを履かせてタウンユースに対応させた車としか思えなかったのだが、試乗を終えてみると良く走るし、視界も良好、荷物も積めるなど文句の付けようがなかったことを覚えている。強いてもの申すならX3に与えられたコンパクトなボディサイズぐらいだった。これも本来ならば十分といえる車内スペースを確保しているので、あえて話題にする必要もないのだが、ゴルフにラジコン、スノボなど何にでも手を出したくなる多趣味の自分としては、何でも車に積んでおける広いラゲッジスペースが必要不可欠だったのだ。そうなると少しでも広いラゲッジスペースを持つX5が気になってくる。

ベイブリッジ走行中 そんなわけで興味本位たっぷりにX5を試乗してみると、やはりX3に比べてコクピットから見る車内風景がすでに一回り大きな印象を受ける。シートやインパネまわり、スイッチ類に至るまでデザイン性はもちろんのこと、高級感ともいえる質の高さを感じられる。また、気になっていたラゲッジスペースも十分な広さがあり、自分の求めている要望をすべて兼ね備えていた。これだけで自分にとってはすでに満点に近い合格点なのだが、走り出してみるとさらに点数は上がることになった。今回試乗したX5は3リッター直列6気筒エンジンを搭載したBMWでは定番となっているパッケージングだが、このエンジンが全回転域で気持ち良く吹け上がり、決して軽くはない車重にもかかわらずストレスをまったく感じないのだ。街中でも大容量エンジンとは思わせないほど軽快だし、高速では音も静かで快適なクルージングを楽しめる。また、車高が高いのでコーナリング性能は期待していなかったのだが、これも見事にイメージしたラインを通ることができてしまったのだ。つまり、X5という車は走る楽しさから人や荷物を運ぶ実用性、乗用車でありながらセダンやワゴンとはまったく異なったスタイリングを持ち合わせたトータルバランスに優れた新次元の車なのである。

2台のエンジン X5には今回試乗した直6型3リッターモデルの他にV8型4.4リッターエンジンを搭載したモデルもある。V8型エンジンは直6エンジンの231馬力に対して333馬力と100馬力以上のパワー差があるため、一度パワーバンドに入ってしまえばトルクフルで圧倒的ともいえる加速性能を楽しむことができる。また、高速巡航も6速AT(直6モデルは5AT)の恩恵もあり低回転域での走行が可能だし、エンジンをかけた瞬間のV8サウンドは直6型では味わえない何とも言えない優越感がある。ただし、街乗りを中心に考えるのならば、やはり直6型を搭載したモデルのほうが扱いやすい。コーナリング性能の面からみても、重量配分がフロントヘビー(V8型はエンジンルーム後方に搭載されているが…)になってしまうV8型よりは、重量の軽い直6型エンジンのほうが全体のバランスが良いためコーナリングは安定する。サーキットまでの移動など長距離を頻繁に走る自分にはV8型のほうが合っているし、手にしたいエンジンでもあるが、車両価格、燃費、コーナリング性能を考えると直6型搭載モデルを選ぶ可能性が高いような気がする。どちらのエンジンをチョイスしても「X5」という車を存分に楽しめることには間違いないので、自分の使用目的にあったエンジンを選んで欲しい。

キタムラヒロコの視界良好!
最後の絵

 年末だから忙しいのか、それとも横着のしわ寄せなのか。毎日々々「えーっと、今日中にしなくちゃいけないことは……」と頭の中でつぶやいているような気がします。家の壁にポストイットを貼り、買い忘れているもの、し忘れていること、期限のある約束事等を気付いたときに書きこんでいったらなんだか恐ろしいことになってしまい、狭い部屋をうろうろしながら「えーっと、どれからやったらいいのかなー」と現実逃避をはじめる始末。いつだってエンジンをかけるまでが長いのです。「やるのはアンタしかいないんだよっ。分かってんのっ」と自分で自分のお尻を叩いている師走の日々です。

銀杏並木

 そんなわけで、今年はどんな一年だっただろう、としみじみ振り返ることもせず、目先のことばかりに追われているのですが、このコラムを読み返してみると、それなりに充実した年だったんだなと思えてきます。一人旅をし、妹と旅をし、友人と旅をした。そして、とりあえず元気で年の瀬を迎えている。もうこれだけで上出来の一年だったと言って間違いはないでしょう。そう考えると、今まで上出来でない年はほとんどなかったのじゃないか、そんな風にも思います。

 心残りなのは、もっともっと横浜で遊べばよかった、ということ。なんだか、住んでいる年月が長くなれば長くなるほど横浜に疎くなっていくような気がするのです。バーに行くとか、ジャズを聴くとか、大道芸を見るとか、いろんな遊び方ができるのが横浜のいいところ。来年は積極的に地元で余暇を過ごそう、好きな風景をたくさん見つけよう、と今から思っています。

 好きな風景といえば、この、日本大通りの秋の銀杏並木!どうしてと言われても上手く説明できませんが、毎年秋になるとどんなに忙しくても足を運ぶほど大好きです。葉が色づいて、落ちるという「サイクルの終わり」の風景なのに、眺めているとなぜか元気が出るのです。  そんな、紅葉が演出する終わりの風景を、今年はひとつ見つけました。紅い葉を壁に這わせている、中区北仲通にある帝蚕倉庫です。

帝蚕倉庫

 この地区は再開発が計画されています。高層ビル、マンションなど6棟が建つ予定になっており、来年から工事が始まります。エリア内にある帝蚕倉庫は、大正時代に建てられた、いわば歴史的建築物なのですが、事業主は「保存は課題」として「活用」を検討しているものの、そのまま残されるかどうかはまだ、分かっていません。

 写真の左上に、うっすらと「帝蚕倉庫」と青い字で書かれているのが見えるでしょうか。この倉庫の壁を這うつる性の植物は、毎年春にはくっきりとした緑の葉を付けていました。旺盛に茎を伸ばす姿は、遠くから見ると白いキャンバスに描かれた鮮やかな絵のようでした。しかもその絵は植物の成長によって日々、変化する絵。なかなか見られるものではありません。地味だけれど、横浜という港町の歴史を感じさせてくれる小さな名所だったと思います。

 建物が姿を消せば、建物を彩っている植物も姿を消してしまうでしょう。2006年最後のメルマガ、ちょっと寂しそうな写真で締めくくることになってしまいましたが、来年はまた元気な話題をお届けしたいと思います。良いお年を。

ドジ井坂:ビーチで遊ぼ!
「暖冬だとついつい薄着になりがちですが…」

 今年は11月も暖かく、半ズボンで過ごしちゃいました。暖冬異変なのでしょうか。11月の下旬、サーフィンの基本(これ皆さんが意外と知らない)のトレーニング方法を解説するDVDの撮影を伊豆で行った時、とても暖かくついつい調子に乗って半ズボンで終日過ごしちゃいました。

 これがとんでもない年寄りの冷や水だったのです。翌朝ベッドから起きようとすると腰に激痛が走り、なんとか起き上がって打ち合わせに行ったのですが、一度座ってしまうと立ち上がれないのです。このまま半身不随になったらどうしよう。慌てて針治療院に駆け込んでみると「相当冷やしましたね・・・年取ると感覚も鈍りますからな〜」と先生。そうか実は暖かいのでなく、気温の変化に鈍感なため寒いのに気が付かなかったということか。トホホ。

 ヴィンテージものの中古車はメンテナンスが大変です。治療だけでなく日々身体を動かしてストレッチもしよう。これまで12月中はズボンに下着だけで過ごしてましたが、先日から腰を冷やさないように、冬山用防寒下着を着るようになり、オッサンが股引履いている理由を実感したのであります。

 そして12月16日(土)いつもの第3土曜日新江ノ島水族館前海岸で江ノ島ビーチクラブ定例活動が開催されました。この日朝は冷えてましたが、日が昇り風が治まると砂浜はぽかぽか陽気で子供たちは全員裸足で、中には水着?で遊んでいる子もいました。太陽が出ると砂浜に蓄熱されて裸足でも寒くないんです。今度天気の良い冬の日にお試しあれ。僕もうれしくなってTシャツになっちゃいました。でも2枚重ねで勿論腰を冷やさないように股引履いてましたけどね。

11月の江ノ島BC
11月の江ノ島BC 活動では、西村さん親子もTシャツで、その後僕はウエット着たけど、西村さんはこのまま海に入ってました。
12月の江ノ島BC
12月の江ノ島BC 活動でも、サーフィン体験したい子供が水着で楽しんでました。僕もやってみたかった。 。
★ビーチクラブへの参加は  http://www.beachclub.jp
★海遊びのことなら  http://www.beachschool.com

■年末年始休業予定
12/29(金)〜1/4(木) のTomei-Yokohama BMW 各店の営業は次の通りとなります。
http://www.tomeiyokohama-bmw.jp/retail/info_frame.html

※みなとみらいアプルーブドカーセンターは元旦から営業させていただきます。
 お気軽にお立ち寄り下さい。
プロフィール紹介
山梨順一 山梨順一
レーシングドライバー
全日本GT選手権やスーパー耐久をはじめとする数々のレースキャリアを持つレーシングドライバー。2004年のフォルクスワーゲンGTIカップシリーズチャンピオン。
北村浩子 北村浩子
FMヨコハマニュースアナウンサー
「book A to Z」、FM横浜ホームページ「ヒロ☆コラム」等を担当。趣味は読書、スポーツ観戦、横浜ベイスターズの大ファン
ドジ井坂 ドジ井坂
本名:井坂啓美
(いさかひろみ)
元プロサーファー
1969年 全日本サーフィン選手権にて優勝。現在は、海では『海おやじ』を、山では『 山おやじ 』を自称し、海や山のアウトドアの遊びやレジャースポーツの普及をテーマに活動中!
[発行]株式会社モトーレン東名横浜  お問い合わせ先:mail.mg@tomei-yokohama.bmw.ne.jp
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