車売却の流れや必要書類は?注意点や高く売るポイントも◎
車の乗り換えや処分を考えると、プランを立てたりスムーズに手続きを進めたりするために車売却の流れや必要書類が知りたい方もいるのではないでしょうか。車を売るときは、業者へ依頼する前の準備段階から意識しておきたいポイントがいくつかあります。
そこでこの記事では、車売却の流れや高く売るコツや、トラブルを避けるための注意点についてご紹介します。手続きに使用する書類や用意しておくと良いものについてもご紹介しますので、売却準備を始めましょう。
- 車売却時の流れは?4つのステップ
- 車売却時の必要書類一覧
- 車売却をする際の注意点
- 車売却で高値をつけるためのコツ
- 車の売却を成功させるなら!ケーユーにお任せ
- まとめ
車売却時の流れは?4つのステップ
車を売るなら、できるだけ高い金額で手放したいと思う方は多いのではないでしょうか。高く売るためには目安となる金額を知る必要があるため、車を売却するなら、まず買取相場をリサーチすることがおすすめです。
次に信頼できる買取店を見つけ、査定依頼を出します。必要書類を準備して売買契約を済ませたら、車を引き渡し、後日買取金額が入金される流れです。ここでは、4つのステップに分けて車売却時の流れを解説します。
1.買取相場をリサーチする
まずは手放す予定の車にどれくらいの価値があるのかを把握しましょう。中古車市場での人気や車の劣化によって、買取相場は刻々と変化しています。また買取業者によって営業のスタンスはさまざまで、相場より低い価格で買取しようとする業者にあたる可能性もあります。
こういった業者に引っかからないためにも、ある程度の適正な買取価格を把握しておくと良いでしょう。査定を受けずに相場を調べたいときは、買取相場検索サイトで車種やグレードを検索するか、中古車買取店が公開している買取実績から調べられます。
2.買取先を決定する
買取相場をリサーチしたら、どの業者に査定・買取を依頼すべきかを決めます。買取業者によって査定基準や信頼性は異なるため、業者の情報をしっかりとチェックしましょう。
査定額・買取価格には販売ルートの広さが大きく影響しますが、事故車専門店など得意な車のタイプがあったり、雪国の買取店は4WD車を優先的に仕入れていたりします。また自社で中古車販売店も展開している買取店は、中間マージンを省けるため査定額に反映しやすい傾向があります。
申し込み前には査定後の不当な買取価格の引き下げなど、目立ったトラブルがないかなどの口コミもチェックしておくと良いでしょう。
3.査定依頼をする
買取先を決めたら、買取査定を依頼します。査定額のおおよその目安はWeb査定でも返答を得られますが、Web経由でも最終的には実車査定が必要です。買取店とのメールや電話のやり取りで査定の日時・場所を決め、当日には査定士が実車査定をします。
ここで査定士が買取の希望価格を聞いてくることがありますが、査定前に低い金額を提示することは控えましょう。本当は希望価格を上回る査定額を提示できるにもかかわらず、「その価格で納得してくれるなら助かる」と上限額を設定されてしまう恐れがあります。
4.契約成立後に愛車の引き渡しをする
事前にリサーチした買取相場と比較し、査定額に納得できたなら、必要書類を準備して買取店で売買契約をします。売買契約が成立したら車両を引き渡し、指定の銀行口座へ買取金額が入金される流れです。
ただし多くの場合、買取金額は車両の引き渡し当日に支払われることはありません。業者によって入金のタイミングは異なりますが、車両の引き渡し後、数日から1週間程度かかることが一般的です。
車売却時の必要書類一覧
車の売却時には買取店と売買契約を結びますが、ここでいくつかの必要書類があります。例えば車検証や自賠責保険証明書、自動車税納税証明書などです。書類は売却時に所有しているものもあれば、発行しに行かなければならないものもあります。
なお、売却するのが普通車か軽自動車かで必要書類は若干異なりますので、ここでは契約時に使用することの多い書類をご紹介します。
自動車検査証(車検証)
自動車検査証(車検証)とは、その車の所有者や使用者が誰なのか、また公道を問題なく走れる状態であることを公証する書類です。車検証は公道を走る際に常時携帯が義務付けられているため、一般的には助手席側のグローブボックス内に保管します。
紛失した場合の再交付は、普通車なら運輸支局、軽自動車なら軽自動車検査協会の事務所・支所・分室などで手続きをしましょう。
自賠責保険証明書
自賠責保険証明書とは、普通車や軽自動車の所有者に加入が義務付けられている、自賠責保険の証明書(保険証)です。こちらも公道を走る際に常時携帯が義務付けられているため、一般的には車検証と共に、助手席側のグローブボックス内に保管します。
紛失した場合の再発行は、加入している保険会社が窓口です。自賠責保険の加入先が不明の場合、車を購入したディーラーや自動車販売店に問い合わせましょう。
自動車税納税証明書
自動車税納税証明書とは、車の所有者が毎年納税する、自動車税を納めたことを証明する書類です。未納の状態で車を売却すると、次のオーナーが車検を受けられないなどのトラブルを招くため、売買契約時に納税証明書の提出が求められます。
紛失した場合の再発行は、普通車なら都道府県の税事務所、軽自動車なら市区町村の役所にある税事務所が窓口です。
印鑑登録証明書
印鑑登録証明書とは、実印の印影と登録者の住所・氏名・生年月日・性別を記載した、本人の実印であることを証明する書類です。普通車を売却する場合は書類に実印で押印するため、売買契約の際に2通の印鑑登録証明書を持参します。軽自動車を売却する場合には必要ありません。
なお印鑑登録証明書は発行日から3か月以内のものを用意することが必要です。住民登録をしてある市区町村の役所で即日発行してもらえますが、発行のタイミングには気を付けましょう。
実印
実印とは、あらかじめ市区町村の役所で登録した、必要に応じて証明書を取得できる印鑑です。普通車を売却する場合、名義変更手続きの委任状や譲渡証明書に実印で押印するため、印鑑登録証明書と共に実印を持参します。
印鑑登録をしていない認印では手続きができないため、必ず実印を持参しましょう。なお軽自動車を売却する場合には認印で手続きができます。
リサイクル券の預託証明書
車の廃車(解体)時に必要な、フロン類・エアバッグ類・シュレッダーダストを処理するための費用を、リサイクル料金と呼びます。リサイクル券とは、新車購入時にリサイクル料金を預託(前払い)していることを証明する書類です。一般的には助手席側のグローブボックスに保管します。
紛失した場合、原則として再発行はできません。ただし自動車リサイクルシステム公式サイトから「自動車リサイクル料金の預託状況」を印刷することで、リサイクル券の代用として使用できます。
振込口座の情報
車の買取料金は、一般的に現金では受け取れません。そこで売買契約時に、あらかじめ振込口座の情報を伝えておくことが必要です。振込口座の情報が間違っていると、売買契約が成立しても入金されないばかりか、別の人物に誤って入金されるなどのトラブルを招きます。
入金のタイミングは車両の引き渡しから数日~1週間程度あとになるため、伝えた情報の間違いに気付くのが遅れる場合もあるでしょう。トラブルを回避するためにも、確実に正しい情報を伝えることが必要です。
住民票
車検証の住所と印鑑登録証明書に記載の住所が異なる場合、住民票の写しが必要です。引っ越しが1回であれば住民票の写しで間に合いますが、転居が2回以上の場合は住民票の除票や戸籍の附票を取得します。また引っ越しに加えて、結婚に伴う姓の変更があった場合、戸籍謄本が必要です。
書類によっては本籍地で取得するため、引っ越しや旧姓の問題があれば買取店に相談し、早めに手続きをしておきましょう。
軽自動車の場合
軽自動車を売却する場合に必要な書類は以下の通りです。
・自動車検査証(車検証)
・自賠責保険証明書
・軽自動車税納税証明書
・印鑑(認印OK、シャチハタ以外のもの)
・リサイクル券(または預託状況の証明書)
・振込口座の情報
普通車の場合とは異なり、実印や印鑑登録証明書は必要ありません。
用意しておくと有利なもの
売却する車の査定を受ける際、必要書類の他に用意しておくと有利なものは以下の通りです。
・点検整備記録簿
・保証書
・取扱説明書
・スペアキー
・純正オプション
点検整備記録簿からは部品交換の頻度や定期点検の結果などを確認でき、車の状態をより正確に把握できるため、査定に有利に働きます。保証書からメーカー保証の残り期間があると判断できれば、次のオーナーに喜ばれるためプラス評価です。取扱説明書やスペアキー、純正オプションは、新車の状態に近いという意味でプラス評価を受けられます。
車売却をする際の注意点
車をスムーズな流れで売却するには、いくつか事前に確認しておきたいポイントがあります。例えば必要書類紛失時の再発行手続き、ローンの返済状況や車の名義人、事故歴や修復歴などです。
これらは状況によって手続きが進められない場合がありますので、契約時や売却後のトラブルを回避するためにも、注意点をしっかりと把握しておきましょう。
必要書類を紛失した場合は再発行手続きをする
車の売却時に必要な書類を紛失した場合、再発行手続きをすれば問題なく売買契約ができます。手続きの窓口や方法は以下の通りです。
- 自動車検査証(車検証)
- 普通車なら運輸支局、軽自動車なら軽自動車検査協会の務所・支所・分室で手続き
- 自賠責保険証明書
加入している保険会社が窓口。自賠責保険の加入先が不明の場合、車を購入したディーラーや自動車販売店に問い合わせ
- 自動車税納税証明書
- 普通車なら都道府県の税事務所、軽自動車なら市区町村の役所にある税事務所で手続き
- 印鑑登録証明書
- 住民登録をしてある市区町村の役所で即日発行
- リサイクル券
- 原則として再発行不可。自動車リサイクルシステム公式サイトから「自動車リサイクル料金の預託状況」を印刷すれば、リサイクル券の代わりとして使用可能
通常の売却手続きに加えて再発行の手続きが必要となるため、スケジュール調整や手放すまでの時期にゆとりをもって行動すると良いでしょう。
ローンの返済状況を確認する
カーローンを組んで購入した車の場合、売却する前に返済状況を確認することも重要です。ローンの返済中は多くの場合「所有権留保」の状態で、車の所有権はディーラーやローン会社にあります。この状態だと車を売ろうとする本人は「使用者」であって「所有者」ではないため、勝手に車を売却することはできません。
所有権を移転するには、基本的にはローンを完済することが必要です。ただしローン会社によっては返済中でも名義変更ができる場合もあります。名義変更は買取店に委託することもできますが、残債があればまずローン会社に問い合わせましょう。
車の名義人を確認する
カーローンを利用していなくても、車の所有者が自身ではない場合もあります。例えば親が所有する車を譲り受けて乗っていたものの、名義変更が済んでいない場合です。
車の所有者・使用者が誰であるかは車検証に記載してあります。名義が他人のままであれば、車の売却の前に名義変更が必要です。名義変更の手続きは自身でもできますが、買取店に依頼することもできます。
事故歴や修復歴は事前に伝える
事故車とは、フレームやピラーなどの骨格部分に、損傷があったり修復されたりしている車を指します。例えば、交通事故に巻き込まれて車体のフレームが歪んだ経歴のある車です。事故車の中でも修復歴のある車を修復歴車と呼びます。
事故歴や修復歴のある車は価値が大きく下がりますが、素人目には判別が付きにくいケースもあるでしょう。しかしプロの査定士にかかれば高確率で見分けられます。車の売却後に事故歴・修復歴が発覚すると、瑕疵担保責任を追及されて多額の損害賠償を請求される恐れもあるため、隠さず正直に伝えて査定を受けましょう。
契約後のキャンセルは基本的に避ける
売買契約後のキャンセルは条件付きで可能としている買取店もあります。しかし契約後のキャンセルは避けるのが無難です。無料キャンセルに対応していない買取店の場合、キャンセル料や輸送料は売主が負担することになります。
買取店が定める解約期間を過ぎてしまうとキャンセル不可となり、名義変更が済んでしまうと売主に所有権はありません。キャンセルは基本的に可能ですがトラブルの元であるため、契約前に心を決めておきましょう。
車の売却先は慎重に選ぶ
車の売却先は大きく分けて中古車買取店、ディーラー下取り、廃車買取専門店の選択肢があります。特徴の違いは以下の通りです。
|
買取価格 |
買取金額の使途 |
手間や時間 |
中古車買取店 |
販売ルートが豊富で高額買取ができ、専門分野の車は驚くほどの高値も |
買取金額の使途は自由 |
手続きに手間・時間がかかる |
ディーラー下取り |
高額査定は期待できず、状態の悪い車は逆に処分費用を取られる場合も |
新車購入の値引きに充てる |
手続きに手間・時間がかからない |
廃車買取専門店 |
どのような車でも部品を再利用でき、通常は買取の対象外になる車も値が付く |
買取金額の使途は自由 |
不動車も手間や費用をかけずに処分できる |
売るときの目的や車のジャンルによってどの店舗を利用するかを判断することで、より状況に合った売却が行えます。
車売却で高値をつけるためのコツ
車の査定額は基準の評価から加減して計算を行うため、車両によって個体差が生まれます。車の価値は査定士が判断しますが、より高く売るために売主側でできるテクニックもあります。
例えば査定前に車の掃除・脱臭をしておくことや、買取強化期間を逃さずに売ることです。ここでは、車を少しでも高く売るためのコツを見ていきましょう。
車の掃除や脱臭をしておく
査定を受ける前に、車の掃除や脱臭をしておきましょう。見える範囲のゴミは取り除き、拭き取れる程度の汚れはきれいにしておきます。またタバコやペットの臭いは再販時に嫌われるため、できる範囲で脱臭しておきましょう。
買取店でもクリーニングは実施しますが、「車をきれいに乗っている」「査定を受ける心構えに好感が持てる」など、査定士の心証を良くする効果もあります。
ただし傷についてはこだわって直そうとする必要はありません。傷直しに失敗するとむしろマイナス評価になり、大掛かりな修理は出費で損をします。
車が高く売れる時期を見極める
車には高く売りやすい時期があります。狙い目の時期は1月~2月や7月~8月ごろです。一般的な買取店は決算月を3月や9月に設定するため、決算セールに向けた「買取強化期間」を設けることがよくあります。
買取店は常に他店と仕入れの競争をしていますが、特に買取強化期間には「1台でも多く仕入れる」という確固たる目標があるため、中古車市場全体で買取価格相場が上昇する仕組みです。
特に2月辺りの消費者には新生活に向けた購買意欲の高まりがあり、買取店からすれば「売れる時期」であるため、年初からは高額買取が期待できます。
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まとめ
車を売却するなら、まず買取相場をリサーチし、信頼できる買取店で査定を受けることが大切です。中間マージンを省ける、販売力も高い買取店なら高価買取が期待できます。買取店が1台でも多く仕入れようとする「買取強化期間」を逃さず、売ると決めたら早めに行動しましょう。
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