軽自動車とコンパクトカーの維持費の違いは?購入するならどちらを選ぶべき?

軽自動車とコンパクトカーには、小回りが利くサイズ感や燃費の良さなどの共通点があります。両者の違いを維持費で比較しようにも、それぞれにどのくらいの維持費がかかるのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、軽自動車とコンパクトカーにかかる維持費と維持費を抑える方法を紹介します。それぞれにかかる維持費を比較できるため、自分に向いている車が分かるでしょう。

 

  • 軽自動車とコンパクトカーを比較する前に!車にかかる維持費の内訳
  • 知っておきたい軽自動車とコンパクトカーの違いとは?
  • 軽自動車とコンパクトカーの年間維持費や違いを比較!
  • 軽自動車やコンパクトカーの維持費を抑える方法は?
  • 軽自動車とコンパクトカーを選ぶときは維持費以外の要素も確認しよう
  • ケーユーで維持費の安い中古車を探そう
  • まとめ

 

軽自動車とコンパクトカーを比較する前に!車にかかる維持費の内訳

 

車に乗り続けるためには、維持費が必要です。車にかかるメンテナンス費はもちろん、燃料代や駐車場代、保険代や税金などさまざまな費用がかかります。

維持費は車を保有するために欠かせない費用であり、車両を購入する前にどのくらいの費用がかかるのかを把握しておきましょう。ここでは、車にかかる維持費の内訳を紹介します。

 

 

 

燃料代

車が走行するには燃料費が必要です。車種によって燃費や燃料の種類(軽油・ガソリン・ハイオク)が異なるため、必要な燃料代が変わります。

また、車を利用する頻度やガソリン価格によっても、1年間に必要な燃料代は大幅に変わるでしょう。個人差が大きい費用のため、毎月かかった金額を計算しておくと1年間の目安が立てられます。

 

 

 

 

メンテナンス費用

車を維持するためには、車検(継続検査)や法定点検などのメンテナンス費用が必要です。車検は、車が国の定めた保安基準を満たしているかを検査するもので、自家用車は2年に1度の受検が義務付けられています。基本料と法定費用が必要です。

法定点検は、走行性能の維持とトラブル・故障回避のために行う点検整備で、1年に1度の点検が義務付けられています。点検費用はもちろん、部品交換や修理が必要な場合には部品代と交換代が必要です。

また、点検以外でタイヤや消耗品が劣化した場合にも、交換・整備の費用がかかります。

 

 

 

 

駐車場代

自宅に駐車スペースがない場合には、駐車場代も必要です。駐車場の料金は、地域や土地の価格によって変動します。そのため、駐車場代が高い場合や複数駐車する場合は大きな出費になるでしょう。

また、駐車場の種類によっても代金が変わります。雨風をしのげる屋根のある駐車場や機械式の駐車場は、一般的に高額です。平地の駐車場は安いため、自宅からの距離や年間にかかる費用を計算してから利用するのが良いでしょう。

 

 

 

保険料

車に関する保険には「自賠責保険」と「任意保険」の2つがあります。自賠責保険は、公道を走行する全ての車に加入義務がある保険です。車の購入時と車検時に、期間分をまとめて納付します。

任意保険は、自賠責保険では補えない損害をカバーする保険です。加入義務はありませんが、多くの方が加入しています。運転者の年齢や車種、補償の範囲によって料金が異なるため、自賠責保険のように一律ではありません。また、カバーする項目によっても金額が変わります。

 

 

 

 

税金

車にかかる税金には「自動車税(軽自動車税)種別割」と「自動車重量税」があります。自動車税は、毎年4月1日の時点で車を所有している人に発生する税金です。

普通自動車は、車の排気量や所有年数により金額が異なります。軽自動車の税額は排気量関係なく一律です。

自動車重量税は、車両の重さに応じて金額が変わります。2年に1度の支払いが必要で、普通自動車は0.5トンごとに税額が上がる仕組みです。軽自動車は、軽自動車税種別割と同じく重量に関係なく一律に設定されています。

(参考:『自動車税・軽自動車税種別割|総務省』:https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/149767_13.html)

(参考:『自動車重量税額について|国土交通省』:https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000076.html)

 

 

 

 

知っておきたい軽自動車とコンパクトカーの違いとは?

 

軽自動車とコンパクトカーには、ボディが小さいという共通点があります。しかし、エンジンの排気量やボディサイズなどの規格には違いがあるため、購入の際には運転のしやすさや使いやすさなどの性能も重視しましょう。

ここでは、軽自動車の規格とコンパクトカーのサイズ目安、それぞれのメリットを解説します。

 

 

 

軽自動車とは?​​​​​

軽自動車は、排気量が660cc以下の三輪および四輪自動車を指します。ボディサイズの規格は、全長3.4メートル以下、全幅1.48メートル以下、全高2メートル以下です。自家用車の場合は、軽自動車専用の黄色いナンバープレートを使用します。

乗車定員は最大4名までと定められている小さめの車ですが、コンパクトであるからこそ小回りが利き、燃費が良いことがメリットです。

(参考:『軽自動車とは|軽自動車検査協会』:https://www.keikenkyo.or.jp/information/information_000123.html)

 

 

 

コンパクトカーとは?

コンパクトカーには、軽自動車のように明確な規格はありません。目安としては、排気量が660cc~2,000ccの普通自動車を指します。ボディサイズは、全長4.2メートル以下、全幅1.7メートル以下、全高2メートル以下のものが大半です。

最大乗車人数は5名で、軽自動車よりも実用面では勝ります。また、全幅も広いためタイヤ間に距離があり、ボディの揺れや室内騒音を抑えられることもメリットです。

 

 

 

 

 

軽自動車とコンパクトカーの年間維持費や違いを比較!

 

自動車にかかる維持費は、車種によって異なります。必要な項目は同じでも金額には大きな差が出るため「何に」「どのくらいの費用」が必要なのかを把握しておきましょう。ここでは、軽自動車とコンパクトカーの年間維持費と金額の差を解説します。

 

 

 

軽自動車の維持費

軽自動車に必要な維持費の目安は、以下の通りです。

軽自動車税種別割:1万800円


自動車重量税:3,300円


自賠責保険:1万1,440円


メンテナンス費(平均):1万5,000円


12か月点検(平均):1万3,500円


合計:5万4,040円

表記した項目の他に、任意保険料、燃料代、駐車場代がかかります。これらの費用は人によって異なりますが、30万円程度必要です。合計金額に30万円プラスした約35万円が、1年間の維持費となります。

重量税と自賠責保険料は、車検時に2年分をまとめて納付するため、支払いは2年ごとです。車検費用は、24か月点検費用と合わせて6万円~10万円を目安に考えておきましょう。

 

 

 

 

コンパクトカーの維持費

コンパクトカーに必要な維持費の目安は、以下の通りです。軽自動車のような明確な定義がないため、排気量1,000cc~1,500cc以下、重量0.6トン~1トンまでの車としています。

自働車税種別割:3万500円


自動車重量税:8,200円
 

自賠責保険:1万1,500円
 

メンテナンス費(平均):1万8,000円
 

12か月点検(平均):1万5,000円
 

合計:8万3,200円

 

軽自動車と同様に、任意保険料と燃料費、駐車場代が別途必要で、軽自動車より高くなり、年間33万円ほどかかります。合計金額にプラスすると、約41万円が1年間の維持費です。

車検費用は、重量税、自賠責保険料、24か月点検費用を合わせて10万円~15万円を目安にしましょう。

 

 

 

 

軽自動車とコンパクトカーの維持費の差

軽自動車とコンパクトカーの年間維持費を比較すると、6万円程度の差が出ます。特に自動車税の差は大きく、軽自動車はコンパクトカーの約3分の1です。

車検費用やメンテナンス費はディーラーや自動車整備工場によって異なりますが、基本的には軽自動車にかかる費用のほうが割安です。

燃料代に関しても軽自動車が安い傾向にありますが、近年は燃費の良いコンパクトカーが増えているため、車種によっては軽自動車よりも安く済む場合もあります。

 

 

 

エコカーの場合はどうなる?

普通自動車には、排出ガス性能と燃費性能に優れた自動車に対する「エコカー減税」があります。新車新規検査時にかかる自動車重量税が性能に応じて減税・免税される特例措置です。

適用期間により減税率は異なりますが、令和5年5月から12月までの期間であれば、電気自動車・燃料電池自動車・天然ガス自動車・プラグインハイブリッド自動車は免税対象となります。

平成30年度排出ガス規制50%低減の性能を持つ車種であれば、免税もしくは25%、50%の軽減です。

新車新規検査時に免税を受けた電気自動車に関しては、初回継続検査時の自動車重量税も免税されます。そのため、エコカー減税の対象車両は、軽自動車より自動車重量税が安く済むでしょう。

 

 

 

 

軽自動車やコンパクトカーの維持費を抑える方法は?

 

車にかかる維持費を抑えるには、燃料代や保険代、メンテナンス費用などを削減する必要があります。ひとつひとつ見直すことで年間数万円以上もの節約ができる可能性もあるため、できることから試すのがおすすめです。

ここでは、軽自動車やコンパクトカーの維持費を抑える方法を6つ紹介します。

 

 

 

燃費の良い車を選ぶ

新しく車を購入する予定の方は、燃費の良い車を選びましょう。燃費の良い車であれば、給油回数が減り、燃料代が抑えられます。年間での維持費も大幅に抑えられるでしょう。

また、クリーンディーゼル車やハイブリッド車を選ぶ方法もあります。クリーンディーゼル車は燃料が軽油のため、ガソリンよりも安い価格での走行が可能です。ハイブリッド車は電気と併用して走行するため、ガソリンの消費量を減らせます。

 

 

 

丁寧な運転を心がける

燃料代を抑えるためには、運転の仕方にも工夫が必要です。急発進や急停車を控えたエコな運転を心がけることで燃料代を抑えられます。タイヤのすり減りも軽減できるため、メンテナンス費の削減にもつながるでしょう。

 

 

 

車検代を安く抑えられる業者に依頼する

車検にかかる費用を抑えられる業者を探しましょう。法定費用は車の種類で金額が決まっていますが、基本料や手数料は業者によって金額が異なります。複数の業者で見積もりをとって比較し、安く抑えられる業者に依頼するのがおすすめです。

一般的に、ディーラーよりも民間の自動車整備工場のほうが費用を抑えられる傾向にあります。

 

 

 

任意保険の見直しをする

加入している任意保険の見直しも、費用を抑えられる方法のひとつです。保険料の中には、対人賠償保険や人身傷害保険、搭乗者傷害保険、車両保険などさまざまな補償があります。

加入時には必要だと思った補償でも、現在は不要なものもあるでしょう。ライフスタイルを見直して不要なものを解除すれば、保険料を大幅に下げられる可能性があります。

 

 

 

利用する駐車場を変える

現在利用している駐車場を料金の安い場所に変更することで、必然的に費用を抑えられます。機械式や屋内などの利便性が高い駐車場は料金が高い傾向にあるため、月決め料金を比較してお得な駐車場に変更するのがおすすめです。

月決め料金が少し違うだけでも、年間の維持費を大幅に削減できるでしょう。

 

 

 

定期的に点検やメンテナンスを行う

定期的に点検して消耗部品の交換目安を把握しておけば、大きな故障や修理を防げます。コストを削るためにメンテナンスの回数を減らすと、一度に高額の修理代がかかることもあるため注意しましょう。

また、車のコンディションを整えることで燃費向上も期待できます。燃費が悪くなると必要以上に燃料代がかかるため、メンテナンスで最適な燃費を保つことも大切です。

 

 

 

 

軽自動車とコンパクトカーを選ぶときは維持費以外の要素も確認しよう

 

税制の改正や燃費性能の向上により、軽自動車とコンパクトカーにかかる維持費の差は、以前に比べ縮まっています。そのため、どちらを選べば良いか迷う場合は、維持費以外の要素にも目を向けてみましょう。

ここでは、軽自動車とコンパクトカーがそれぞれどのような人に向いているかを紹介します。

 

 

 

軽自動車を選んだほうがいいケース

軽自動車最大のメリットは、コンパクトで小回りが利くことです。狭い住宅街でも取り回しが良いため、運転初心者や運転に慣れていない方にも向いています。

また、普通自動車より車両価格や各種税金が安く済むことから、少しでも費用を抑えたい場合にもおすすめです。ちょっとした買い物や送り迎えなど、近場への移動が多い方は、軽自動車を選ぶとよいでしょう。

 

 

 

コンパクトカーを選んだほうがいいケース

日常的に車を運転する方や4人以上で利用する場合には、コンパクトカーの選択がおすすめです。軽自動車よりボディサイズが大きいため、走行時の安定性や静粛性、乗り心地も優れています。

また、コンパクトカーにはハイブリッド車に加えクリーンディーゼル車のラインアップがあることも魅力です。燃費性能が高いため、維持費を抑えたい場合にも向いています。ある程度の距離を走行する方は、コンパクトカーを選びましょう。

 

 

 

 

 

ケーユーで維持費の安い中古車を探そう

車の維持費は、車のコンディションやメンテナンスの頻度によって大幅に変わります。中古車で軽自動車やコンパクトカーを探している方は、丁寧に点検・整備された車両を取り扱う業者を探しましょう。

点検・整備が行き届いた中古車をお探しの場合は、ケーユーがおすすめです。ここでは、ケーユーで中古車を探すメリットを解説します。

 

 

 

 

修復履歴まできっちり表示!豊富な在庫から選べる

ケーユーは、国産車と輸入車を含めた総在庫数3,500台の車両を展示しています。中古車においては、仕入れ担当者と商品管理センター、販売担当者の3重チェックをクリアした車のみを展示しているため、点検・整備が行き届いた車両の購入が可能です。

また、ケーユーでは公的機関の基準を採用して車を評価しています。修復履歴の有無を「車両状態評価書」にしっかり表示しているため、車両選びの参考にしてください。

 

 

 

買ってからも頼れるサポート体制

ケーユーでご購入いただいた車両は、基本保証期間中であれば消耗品であっても保証対象です。国産車であれば、納車から4か月、もしくは走行距離3,000キロメートルのどちらかが到来する期間までが保証期間です。

また、1年もしくは2年間の延長保証と延長保証後の3年間のプラス保証により、最長5年間もの保証が付けられます。

契約満了後の再加入や、ガラス損害のリペア対応も可能です。8つのメンテナンスを3年間利用できる充実のアフターサービスも用意していますので、ぜひケーユーでの購入をご検討ください。

 

 

 

 

まとめ

軽自動車とコンパクトカーのどちらを購入するか迷っている方は、維持費と普段の使い方を検討し、自分に向いているほうを選びましょう。燃料代やメンテナンス代などは見直しによる削減も可能です。

中古車を購入する場合は、きちんと整備された品質の高い車両を購入できる業者、購入後の保証やアフターサービスが充実している業者を選ぶことで購入後の維持費を削減できます。

軽自動車やコンパクトカーの中古車をお探しの方は、高品質な車両を展示し、充実した保証サービスを提供するケーユーにご相談ください。

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