人気がある車の色は？色別の特徴やリセールバリューとの関係性を紹介

同一車種・同一グレードの車であっても、色によって見たときに抱く印象は大きく異なります。新車を購入するときに迷ってしまう方もいるでしょう。中古車市場においては価格を左右する要素のひとつです。

この記事では、車の色が与える印象や特徴、リセールバリューとの関係を紹介します。色ごとの特徴を正しく理解しておけば、購入してからイメージ違いなどで後悔するリスクを減らせるでしょう。

• 日本で人気が高い車の色は？
• 車の色ごとに特徴やメリット・デメリットを紹介
• 自分に合った車の色の選び方
• 車の色とリセールバリューの関係
• 自分好みの車を購入したいなら選択肢が豊富な中古車を探してみよう
• 安心して中古車を購入するなら実績が豊富なケーユーへ
• まとめ

日本で人気が高い車の色は？

塗料メーカーのAXALTAが発表した資料によると、2022年時点において日本国内で人気がある車の色は以下の通りです。

1. ホワイト(38%)

2. ブラック（18%）

3. シルバー（10%）

4. ブルー(9%)

5. グレー(7%)

(参考： 『2022 Color Popularity Report』/以下のリンクを挿入してください： https://www.axalta.com/content/dam/New%20Axalta%20Corporate%20Website/Images/Color/axalta-2022-global-automotive-color-popularity-report.pdf)

上記のうち、ホワイトとブラックで全体の56%を占めています。白はパールホワイト、黒はエフェクトブラックと、高輝材を含んだカラーの人気が高いのが特徴です。一方でグリーンやイエローをはじめとした原色系はあまり人気がありません。

車の色ごとに特徴やメリット・デメリットを紹介

車種によるものの、多くの車にはさまざまな色のボディが用意されています。中には退色しやすい色や汚れが目立ちやすい色もあるため、適当に選ぶと後悔する結果につながりかねません。

ここでは、ホワイト・ブラック・グレー・レッド・ブルー・イエロー・グリーン・ブラウンそれぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。色ごとの特徴を正しく理解した上で自分好みの1台を選べば、より満足したカーライフを送れるでしょう。

【ホワイト系】定番カラーとして人気が高い

白は定番の色で、日本国内だけではなく世界的にも人気があります。白い車は大きくソリッドホワイトとパールホワイトに分けられますが、パールホワイトのほうが人気です。パールホワイトは塗料の性質上、光が乱反射して美しい輝きを放つのが魅力といえます。

セダンやSUV、ミニバンなど、多くのボディタイプに合うのも白の魅力です。特に人気が高いパールホワイトなら中古車として売却するときの価格にも期待できます。

【ブラック系】重厚感があって人気が高い

高級感がある黒も人気が高い色で、多くの車で選ばれています。重厚感があり、落ち着いた印象なのが魅力といえるでしょう。中古車市場でも人気が高いため、リセールバリューにも期待できます。

一方で、ボディに汚れや水あかが付着すると目立ちやすいのがデメリットです。頻繁に洗車したり汚れの付着を防止するガラスコーティングを施したりするなど、美観を維持するためのメンテナンスが欠かせません。

【グレー系】汚れが目立ちにくく手入れしやすい

グレーやシルバーの車は比較的傷や汚れが目立ちにくく、洗車や手入れに多くの手間がかからないのがメリットです。傷や汚れが目立つことを理由としてホワイトやブラックを避けていた方にとっては、有力な選択肢になるでしょう。

光を反射しやすく夜間に他車のヘッドライトが当たると目立つため、安全面でもメリットがあるボディカラーです。一方で、グレーやシルバーはあまり特徴がなく印象に残りにくいといえます。デザイン性の高い車に乗りたいと考えている方にとっては、この点がデメリットだと感じるでしょう。

【レッド系】目立ちやすく印象に残りやすい

スポーティーな印象を与えるとともに、どのようなシーンでも目立ちやすいのがレッド系の特徴です。その印象から、スポーツカーの定番として人気があります。比較的落ち着いた印象のワインレッドや情熱を感じさせるメタリックレッドなど、一言でレッド系・赤色といっても色味はさまざまです。

赤い車は遠くからでも目立つのと、台数が比較的少ないため、広い駐車場で自分の車を探しやすいというメリットがあります。

一方で赤色は紫外線の影響を受けやすく、長期間乗っているうちに退色しやすいのがデメリットです。長期間美しさを維持するためにも、早めにセラミックコーティングやガラスコーティングの施工をおすすめします。

【ブルー系】落ち着いた印象で手入れしやすい

ブルー系はディープブルーなどの濃い青色と、水色やパステルブルーをはじめとした淡い色とでは印象が大きく異なります。

濃い青色は落ち着いた印象で高級感があり、スポーツカーやセダン、SUVをはじめとした多くの車に合うのが特徴です。淡い青色は明るい印象になり、軽自動車やコンパクトカーとの相性がよいといえるでしょう。

濃い青色は傷が目立ちやすく、淡い青色は汚れが目立ちやすいのがデメリットです。日々の手入れは特徴に合わせて実施する必要があります。

ブルー系の車はそこまで多くの台数が走っているわけではないため、個性的な車に乗りたい方におすすめです。

【イエロー系】個性的である反面需要が低い

イエロー系もレッド系と同様にスポーティーな印象で、スポーツカーのイメージとして定着しています。街中や駐車場で目立ちやすいのも魅力で、存在感をアピールしたい方におすすめといえるでしょう。

ただし、レッド系に次いで紫外線の影響を受けやすく、長期間乗っているうちに退色しやすいのがデメリットです。イエロー系の車を購入する方は、早めにコーティングなどで対策したほうが良いでしょう。

【グリーン系】汚れが目立ちにくいが退色しやすい

グリーン系はブルー系と同様の特徴を持っています。比較的退色しやすいという特徴があって手入れは大変なものの、個性的な点がメリットです。

高級感を演出したい場合は濃いグリーンやメタリックグリーンを、明るさを演出したい場合は淡いグリーンを選ぶとよいでしょう。ただし、グリーン系の人気はそこまで高くなく、リセールバリューにはあまり期待できません。

【ブラウン系】落ち着いた色で人と被りにくい

ダークブラウンやモカブラウンをはじめとした茶色ベースの車は、全体として暖かい印象の仕上がりです。濃いメタリックブラウンを選べば高級感を演出でき、高級車にも合わせやすいといえるでしょう。

全体的に落ち着いた印象に仕上がり、シンプルで飽きにくいのもメリットです。ブラウン系の車は走っている台数が少なく、他人とかぶりにくいのも特徴といえます。一方でブラウン系をラインアップしている車種は少なめです。

自分に合った車の色の選び方

車選びで何を重視するかによって、選択する車の色が異なります。ここでは、車の色を選ぶときに考慮したい3つのポイントについて見ていきましょう。

車の色は印象を大きく左右する要素です。購入してから後悔することがないよう、時間をかけて吟味することをおすすめします。

自分好みのカラーを選ぶ

車の色には人気・不人気があるとはいえ、所有するのは自分自身です。そのため、自分好みの色を選ぶのが一番といえるでしょう。好みの車であれば満足度も高く、より充実したカーライフを楽しめます。

好きな色がある場合や車選びで後悔したくないと思っている方は、好みを重視して選びましょう。ただし、イエローやグリーンなどの市場からの人気があまり高くないカラーが好みの場合は、購入したい車に好きな色が設定されていないこともあります。

定番の人気カラーを選ぶ

特に車の色にこだわらない方や、数年程度で手放すことが確定していてリセールバリューを重視する方は人気があるカラーを選ぶのがおすすめです。ホワイト系やブラック系は中古車市場でも人気が高く、将来的により有利な条件で売却しやすいのがメリットといえます。

また、ホワイトやブラックはそこまで個性的ではないため、飽きにくいのもメリットです。購入したい車に自分好みのカラーが設定されていない場合は、このような人気色を選ぶと良いでしょう。

車種ごとのテーマカラーを選ぶ

自動車メーカーは車を製造・販売するときに、車種ごとのテーマカラーを設定していることがあります。車選びでどの色にするか悩んでいて、好みの色がラインアップされておらず定番カラーは平凡すぎると考えているのであれば、購入したい車種のテーマカラーを検討しても良いでしょう。

テーマカラーはカタログやWebサイトなどに掲載されていることも多く、「マツダ車といえばレッド」のように多くの人に印象づけられています。ホワイトやブラックなどの定番カラーほど人気は高くないため、個性を演出しやすいのもメリットです。

車の色とリセールバリューの関係

人気カラーや不人気カラーでは、中古車市場における需要が異なるため、車の色がリセールバリューに大きく影響します。したがって、リセールバリューを気にする方にとって、ボディカラーは車選びにおける重要な要素のひとつです。

ここでは、売却時の査定額が高くなりやすい色とそうでない色を紹介します。手放すときのことも考えて車を選びたい方は、この機会にチェックしておきましょう。

人気色は査定額が高くなりやすい

ホワイトやブラックなどの車種を問わず人気がある定番カラーは需要が高く、査定額が高くなりやすい傾向があります。そのため、高値で売却したいと考えているなら定番カラーを選ぶと良いでしょう。

他にも、ホワイトやブラックは多くの車にラインアップされていて、選択肢が広いのもメリットといえます。シンプルで飽きにくく、長期間乗ることを前提としている方にもおすすめです。

その車のテーマカラーも高くなる可能性がある

各自動車メーカーは、車種ごとにテーマカラーを設定していることがあります。特定の車種・メーカーのテーマとして設定されている色の一例は以下の通りです。

・マツダ：レッド

・ランボルギーニ： イエロー

・スズキ ジムニー： グリーン

・トヨタ ライズ： ブルー

・アストンマーティン： グリーン

車種ごとに設定されたテーマカラーはその車の代表的な色として認知されており、他のカラーに比べて人気が出る傾向があります。車の色にあまりこだわっていないもののホワイトやブラックなどの定番カラー以外が良いと考えているなら、リセールバリューがある程度期待できるテーマカラーを選ぶのもおすすめです。

原色系は査定額が低下しやすい

レッドやイエローなどの原色系、ピンクやパステルカラーなどの奇抜な色は中古車市場でも需要が低く、査定額が低下しがちです。ただし、車種ごとのテーマになっている場合は、一概に不人気であるとはいえません。パステルカラーも一部の軽自動車では人気です。

上記に該当していない場合は査定額を下げる要素のひとつになるため、リセールバリューを重視して車を選びたいと思っている方は再検討したほうが良いでしょう。

自分好みの車を購入したいなら選択肢が豊富な中古車を探してみよう

多種多様な選択肢の中から自分好みの1台を探し出したいと考えているなら、中古車も検討対象に含めるのがおすすめです。中古車市場にはすでに生産終了した車種も含めて多くの車が流通しており、ボディカラーもさまざまなものがあります。

新車は現行車種に限られることを考えると、選択対象が広くなる中古車は魅力的といえるでしょう。コンディションがよい車をリーズナブルな価格で購入できたり、希少車に出会えたりするのもメリットです。信頼できる販売店を選べば中古車でも安心して購入できます。

安心して中古車を購入するなら実績が豊富なケーユーへ

中古車はそれぞれが1台限りの存在で、コンディションは千差万別です。良好なコンディションの車を適切な価格で購入するには、実績が豊富で信頼できる販売店を選ぶことが欠かせません。

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まとめ

車の色はその車の印象を大きく左右し、人気度にも影響する要素です。基本的には自分好みの色を選ぶのがおすすめですが、リセールバリューを重視するなら定番の色を選ぶと良いでしょう。

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