車のローンが払えないときはどうする?滞納が抱えるリスクと売却のコツを紹介

車を購入したものの、ローンを返済するのが難しく、対応策に困っている方もいるのではないでしょうか。車のローンが支払えない状況では対応を焦ってしまうかもしれませんが、落ち着いて慎重に行動することが重要です。

 

そこでこの記事では、ローン滞納の危険性と対処法についてご紹介します。残債のある車を売却する方法もあるため、自身の状況に合った最適な対処法を選択しましょう。

 

 

  • 車のローンが払えないとどうなる?滞納時の流れ
  • 車のローンが払えないときは売却も視野に入れよう
  • 車のローンが払えないときに売却する流れ
  • ローンが払えない車を売却するときの注意点
  • 車の売却はケーユーに相談しよう
  • まとめ

 

 

 

車のローンが払えないとどうなる?滞納時の流れ

車のローンが支払えない場合、遅延損害金が発生し、督促が始まります。督促を無視すると一括返済を請求され、それでも支払えない場合は裁判所を通じて財産の差し押さえを受ける流れです。まずはカーローンを滞納し続けるとどうなるのかを詳しく見ていきましょう。

 

 

 

 

1. 督促を受ける

車のローンの支払日に引き落としができなかった場合、督促状が発送(数日後に到着)され、支払日の翌日から遅延損害金が発生します。

 

滞納の事実が信用情報機関に記録され、金融関連で不利になる恐れがあることも注意点です。2週間ほど遅延すると、信用情報の入金状況欄に、その月に遅延があったことを示す「Aマーク」が付きます。

 

再引き落とし日は、本来の支払日からおおよそ2週間後に設定されていることが一般的です。これも無視すると電話で督促を受けることになります。

 

 

 

 

2. 一括返済を請求される

滞納を続けると本人だけでなく職場や連帯保証人にも督促が行われます。翌月の引き落とし日を過ぎてもローンを支払えない場合、車の所有者がローン会社になっていれば、車の引き上げを通告されることが一般的です

 

最終支払期日を過ぎると、ローン会社から一括返済を請求されます。車を引き上げられた場合は売却され、売却益がローン残高を上回れば差額を返金、下回った場合は残金の返済を請求される流れです。

 

 

 

 

3. 法的措置に移行する

61日以上(または3か月以上)の長期延滞を起こすと、信用情報の返済状況欄に「異動」という文言と異動発生日が記載されます。これがいわゆる「ブラックリストに載った」状態です。

 

異動の記録が残った場合、新規のクレジットカード契約やローン契約など、信用を必要とする契約を結ぶことが非常に困難になるでしょう。

 

この状態で一括返済に応じなかったり督促を無視したりすると、ローン会社は法的措置に移行する場合があります。

 

 

 

 

4. 強制執行で差し押さえを受ける

ローン会社が裁判所に訴訟の提起や支払督促の申し立てをし、受理されると、裁判所から訴状や支払督促といった書類が届きます。これを無視すると、判決の取得や支払督促の確定となるため、ローン会社は裁判所に対して差し押さえの申し立てが可能です。

 

こうなると手取り額の1/4を上限とする給料、預金・車・不動産などの財産を差し押さえられることになります。

 

 

 

 

 

 

車のローンが払えないときは売却も視野に入れよう

 

 

車のローンが支払えない場合、最も避けなければならないのは「無視し続けること」です。財産の差し押さえはもちろん、ブラックリスト入りすることで、その後のカーライフにも支障をきたします。そこで考えたいのは、残債のある車を売却することです。ここでは、車のローンが支払えない場合に取れる対策を解説します。

 

 

 

 

自己資金で返済できないか検討する

ローンを返済し続けるのが難しそうだと感じたら、自己資金で返済できるか早めに考慮しましょう。ローン返済額を含めた月々の出費が手取り額を上回る場合、貯金を取り崩すなどの対応が必要です。そういった対応をローン完済まで毎月続けられるかどうかも問題になります。

 

自己資金での解決が難しそうであれば、家族や知り合いなど、お金の話ができる相手に相談することも方法のひとつです。連帯保証人になってもらっている方には、滞納すると迷惑がかかってしまうため、早めに相談することをおすすめします。

 

 

 

 

借り換えを検討する

金利の高いディーラー系カーローンを契約している場合、金利の低い銀行系カーローンに借り換える方法もあります。ローンの借り換えとは、「新たに借り入れたお金で契約中のローン会社への残債を一括返済し、その後は新たな借入先に返済していく」というものです。

 

借り換えにより金利負担を軽くできる可能性がありますが、返済期間を延ばすと返済総額が増える場合もあります。また新たな借入先で審査を受けるとき、信用情報に傷が付いていると、借り換えが難しい場合もあることも注意点です。

 

金利の低いカーローンは審査が厳しい傾向にあるため、滞納となる前に行動することをおすすめします。

 

 

 

 

銀行に相談する

カーローンを借り入れているローン会社に相談すると、返済計画の調整を検討してくれる場合もあります。ただし多くの場合、カーローンは契約後に返済期間を延ばせません。繰り上げ返済により返済期間を短くすることはできるものの、債務者の都合で返済期間の延長はできない契約となっていることが一般的です。

 

自然災害による財産喪失や会社の倒産など、やむをえない事情がある場合に限り、特例として「月々の支払額の一時的な減額」や「支払期日の延長」などに応じてくれることがあります。

 

 

 

 

車を売却する

カーローンの返済がどうしても難しい場合、車を売却することも考えましょう。車の所有者が債務者自身の場合、基本的にそのまま売却できます。生活に車が必要でも、売却益でローンを完済できれば、残った資金で安価な車への乗り換えが可能です。

 

車の所有者がローン会社やディーラーの場合、一般的にはローンを完済した上で名義変更が必要ですが、中古車買取店によっては売買代金による返済と名義変更を代行してくれます。

 

 

 

 

 

 

車のローンが払えないときに売却する流れ

残債のある車も基本的に売却が可能です。ただしローンの契約内容や車の所有者名義など、売却する前に確認すべき事項があります。これらを無視して売却すると深刻なトラブルを招く恐れもあるため、支払いのプレッシャーがあっても慎重になりましょう。ここでは、残債のある車を売却する流れを解説します。

 

 

 

 

1. 完済前に売却することを禁じる約款がないか確認する

車検証には車の所有者と使用者の名前が記載されています。所有者が債務者自身や家族の場合、基本的にはローン返済中でも車は売却できます。ただし、銀行系カーローンを契約している場合、完済までに車を売却することを禁止している場合があるので注意しましょう。

 

ローン規約や特約に完済前の売却を禁止する旨の記載がある場合、所有者が債務者自身や家族であっても、そのままでは売却できません。規約・特約がある場合、売却前にローン担当部門へ問い合わせて許可を求めましょう。

 

 

 

 

2. 所有権留保の有無を確認する

銀行系以外のカーローンを契約している場合、車の所有者がローン会社やディーラー名義になっていることがあります。これは「所有権留保」が適用されている状態です。車を担保としてローンを組んでいるため、原則として完済までは所有権を債務者自身に移すことはできません。

 

この場合はローンの完済後、「所有権留保の解除」の手続きをしてから売却するのが通常です。車の売却益でローンを完済できる見込みがあれば、自身でディーラーから売却の了承を得たり、買取店に交渉・手続きを代行してもらったりすることもできます。

 

 

 

 

3. 査定を受けて売却額を知る

ローンの契約内容や車の所有者を確認し、売却の見込みが立ったら、査定を受けて売却額がどの程度になるかを調べます。ここで重要なのは「少しでも高く売ること」です。査定額がローン残債より高い場合、そのままスムーズに売却の手続きを進められます。

 

一般的に、査定額はディーラーよりも中古車買取店のほうが高額です。新車販売を主目的とするディーラーと異なり、中古車買取店は「1台でも多く買い取って再販すること」を目的とします。中古車買取店の査定を受ける際、ローンの状態も伝えておくと交渉がスムーズです。

 

 

 

 

4. 不足額がある場合はどのように調達するか考える

売却代金でローンを完済できるのが理想ですが、不足額がある場合、別途資金が必要です。所有者がディーラー名義の場合、一括返済ができなければ売却の了承を得るのは難しいでしょう。

 

不足額が少ない場合、自己資金で不足分だけ支払う方法もあります。また新しい車のローンに未完済のローンを上乗せする、いわゆる「オーバーローン」に組み直すのもひとつの方法です。

 

 

 

 

5. 車を売却する

売却代金とローン残債の兼ね合いをどうするかという問題点がクリアできたら、車の売却手続きに入ります。車の所有者が債務者自身の場合は比較的スムーズに売却できますが、名義変更やオーバーローンへの組み直しなどが必要になる場合、自身で全ての手続きを行うのは大変です。

 

業者にアドバイスをもらいつつ必要書類をそろえ、代行可能な部分は依頼しつつ手続きを進めていきましょう。

 

 

 

 

 

 

ローンが払えない車を売却するときの注意点

 

 

残債のある車を売却する場合、まず重要なのは、できる限り早く売却することです。行動が遅れるほど金銭面で損をします。売却を急いでいても、少しでも高く買取してくれる買取店選びが大切です。査定を受ける前に、純正オプションをそろえておくことも意識しましょう。ここでは、残債のある車をよりお得に売却するポイントを解説します。

 

 

 

 

可能な限り早く売却する

ローン返済中の車の売却で重要なのは、「車の価値は1日ごとに下落し続ける」ということです。一般的に、査定を受けるタイミングが遅くなるほど査定額・買取金額は減っていきます。

 

また返済期間が長いほど、利息分の負担が大きくなることを意識しましょう。ローンの返済途中で一括返済ができれば、トータルで支払う金額を抑えられ、金銭面でお得です。「少しでも高く売る」「金利負担を抑える」という2つの意味で、早めに売却することをおすすめします。

 

 

 

 

高値を付けてくれそうな買取店を探す

車を高く売るなら、ディーラーよりも中古車買取店を選ぶほうが有利です。また買取店によっても査定額・買取金額は大きく異なります。

 

買取店によって再販時の販路や販売力、在庫状況などに違いがあり、査定額に数万円~数十万円の違いが出ることは珍しくありません。広告に力を入れている買取店は目立ちますが、実際は広告費を抑えて買取金額に還元している買取店のほうが高値を付ける場合もあります。高額査定・高価買取に定評のある買取店を探しましょう。

 

 

 

 

純正オプションがあればきちんとそろえておく

純正オプションがあると高額査定につながりやすいため、査定前にそろえておきましょう。純正オプションには、生産ラインで付けられるメーカーオプションと、納車後にも付けられるディーラーオプションの2種類があります。

 

メーカーオプションは本革シートや安全装置、ディーラーオプションはカーナビ・オーディオ・アルミホイールなどです。特にメーカーオプションはリセールバリュー(再販時の価値)が高くなるため、査定額に大きく影響します。

 

逆に社外品はユーザーによって好みが分かれるため、査定額アップは期待できません。社外品に付け替えている場合は純正装備品をそろえるなどし、査定時にアピールしましょう。

 

 

 

 

 

 

車の売却はケーユーに相談しよう

残債のある車を売却する場合、買取店選びで重要なのは、「最も高値を付ける買取店はどこか」ということです。No.1買取宣言を掲げるケーユーなら、他社の最高査定額を上回る査定額を期待できます。ケーユーは24時間いつでも査定依頼ができる点も強みです。

 

 

 

 

中間マージンを省いて高額査定を提示

中古車専門店として50年以上の実績を誇るケーユーは、大型店舗を展開しています。国産車・輸入車問わず多くの車種を取り扱い、買取した車は自社流通網で直接販売する仕組みです。中間マージンを省き、また販売力にも自信があるため、他社よりも高額査定が期待できます。

 

No.1買取宣言を掲げるケーユーは、各店舗で車買取チャレンジを実施中です。売却先に悩んだら、ぜひケーユーへ査定をご依頼ください。

 

 

 

 

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まとめ

車のローンが支払えない場合、ローン会社からの督促を無視し続けると信用情報に傷が付き、その後の借り入れやクレジットカードの契約が難しくなります。時間が経つほど不利になるため、早めに車の売却を検討しましょう。

 

中古車買取店はローンや名義変更などの手続きにも対応できるため、高価買取ができる買取店に査定を依頼するのがおすすめです。

 

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