車のローン審査に通らない5つの理由とは?借入れせずに購入する方法を紹介

原材料・原油価格の高騰などを理由に、新車価格は値上がり傾向です。高額の車を購入する上でローンは便利な購入方法ですが「審査が通らない」と悩む方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ローン審査が通らない理由、審査を通過するための対処方法を解説します。車のローンに関する基本的な知識を身に付け、希望に合った車を購入する参考にしてください。
- 車のローン審査に通らない5つの理由
- 車のローン審査に通るための5つの対処方法
- ブラックリストに載ると車のローン審査に通らない?
- ブラックリストに載っていても車のローンは可能?
- ローンの審査に通らない場合でも車の購入は可能?
- 中古車の購入ならケーユーにお任せ!
- まとめ
車のローン審査に通らない5つの理由
車のローン審査が通らない場合、収入が低いから、借入金額が多いからなどの理由を思い浮かべる方もいるでしょう。
ローン審査が通らない理由を教えてもらうことはできませんが、各項目を知ることで対処することができます。ここではローン審査が通らない理由を5つ紹介します。
借入件数が多い
住宅ローン、クレジット会社のキャッシングなど、すでに複数のローンを利用していると、返済負担率が大きいと判断されて審査の通過が難しくなります。
返済負担率とは、年収と年間返済額の割合です。車のローンは返済負担率が30%~35%以下が審査通過の目安とされています。
携帯電話本体代を分割払いしている場合も借入金です。現時点で返済しなくてはならない金額がいくらあるのか、チェックしましょう。
年収が借入れ希望に見合っていない
ローン返済能力の判断材料として使われるのが「収入」です。収入に対して借入金額が多く、返済が難しいと判断されると審査は通過できません。
審査の通過基準は、信販会社・金融機関によって異なります。一般的な通過基準目安は「前年度年収200万円以上」です。個人事業主の場合は、所得金額で計算します。
年金を受給している場合はローン審査を通過できないケースもあるため、カーディーラーなどに相談しましょう。
不正確な情報を記入している
ローンの申し込み時に記入する年齢・勤務先・年収などに不備があると、審査は通りません。例えば「退職済みであるにもかかわらず以前の勤務先を書いた」「実際とは違った職業を記載した」などです。間違った情報を記載すると、信用できないと判断されます。
意図的ではなかった場合でも、事実と異なる情報を記載すれば審査は通過できません。最新の源泉徴収票を見なかった、退職した勤務先を記載してしまった、などのミスがないか注意が必要です。
年齢・職業の要件を満たしていない
車のローン審査には、年齢および職業関連の要件が設けられています。
年齢要件は「申し込み時18歳以上65歳未満」「申し込み時20歳以上65歳以下」などです。数年かけて返済する必要があることから、完済時の年齢が考慮されます。そのため、年齢が高くなるほどローン審査通過は難しくなります。
職業関連では、勤務先・勤続年数・職業などから返済能力をチェックします。正社員のように継続的な収入が見込まれても、勤続年数が短い場合、ローン審査は不利になる傾向です。
信用情報に事故情報がある
車のローン審査では、信用情報を使います。信用情報とは、クレジットカードやローンをはじめとした支払いに関する情報です。
信用情報に自己破産歴、他ローンの未返済、支払い遅れなどの事故情報が含まれている場合、返済能力不足と見なされローン審査の通過確率が下がります。過去5年~10年の間で、未返済のものや延滞・滞納歴がある方は注意しましょう。
車のローン審査に通るための4つの対処方法
車のローン審査に落ちてしまっても、諦める必要はありません。何もせずに再申請してもローン審査は通過できないため、しっかりと対処することが大切です。ここでは5つの対処方法を紹介します。できる対処方法を実践し、ローン審査通過につなげましょう。
頭金を準備しておく
車の購入代金全てをローンで組むと、その分審査を通過するハードルが高まります。頭金を用意し、差し引いた金額をローンで組むのがおすすめです。
頭金を多く用意するほど借入金は少なく済むため、審査通過の可能性が上がるだけでなく、利息や返済総額が抑えられます。頭金の金額に決まりはありませんが、一般的には、車両価格の20%~30%がよいでしょう。
ローンの申込金額を下げる
ローン審査で重要なのは、借入金と収入のバランスです。返済能力がある収入と判断されれば、ローン審査を通過できる可能性が高まります。一度ローンが通らなかった場合でも、借入金を少なく申請することで通過できるかもしれません。
車であれば「購入したいグレードからワンランク下げる」「他の車を検討する」「不要なオプションを外す」といった方法があります。
他のローンを返済しておく
返済していないローン・キャッシングがある場合、まずは完済しましょう。未返済のローン・キャッシングがある状態で申込んでも、返済負担が大きいと判断され、車のローン審査を通過できない可能性があります。
公共料金や各種税金、携帯電話料金も同様に、未払いがあれば解消しましょう。車の購入目的以外に住宅ローンなど、新たなローンの申込みは控えておくとよいでしょう。
保証人を立てて申し込む
「収入が低い」「安定していない」などローン審査に不安がある場合には、連帯保証人を立てましょう。連帯保証人を立てることで、年齢や勤続年数など収入面の低さをカバーでき、ローン審査に通る可能性が高まります。
連帯保証人は、契約者自身がローン返済できない場合に返済責任を負う人です。連帯保証人の返済能力も審査されるため、収入が安定している両親などに依頼しましょう。
ブラックリストに載ると車のローン審査に通らない?
ローンの申し込み時に、社会的信用を判断するために用いられるのが信用情報です。滞納などがあると信用情報に事故情報(ブラックリスト)が含まれてしまいます。ブラックリストに載っているのか、自分で調べる方法はあるのでしょうか。
ここではブラックリストの概要を解説します。
ブラックリストとは信用機関の事故情報のこと
クレジットカードやローンに関する取引事実が登録された情報を、信用情報と呼びます。クレジットカード会社、ローンの提供会社が、契約者の社会的信用を確認するために使う重要な情報です。
ブラックリストとは、その信用情報に含まれる事故情報部分を指します。ブラックリストと呼ばれていますが、名簿は存在しません。事故情報がある間は新たなお金の借入れ、クレジットカード作成などは不可能です。
どのようなことが事故情報となるのか、次で解説します。
事故情報として扱われる主な事例
借りたお金の返済が滞ると、事故情報として扱われます。以下は、その具体例です。
・クレジットカードの利用額支払いの滞納や延滞をしたとき
・自己破産や任意整理など債務整理をしたとき
・携帯電話本体の分割払いを滞納したとき
お金の返済が滞った場合だけでなく、短い期間でローン・クレジットカードを複数申込んだときにも事故情報に登録されます。そのため、急にお金が必要になっても、一度に申込むのは避けなければなりません。
ブラックリストに載っているか調べる方法
車のローン審査に通らない理由のひとつに、ブラックリストに登録されていることがあります。ブラックリストの登録有無は、信用情報機関への開示請求で確認が可能です。
開示請求は、窓口、インターネット、郵送いずれかの方法で行います。開示請求の際には、申込書や運転免許証のコピーなどの本人確認書類が必要です。また、開示費用の手数料として、500円~1,000円(税込み)がかかります。
信用情報機関は3つあるため、開示請求する際には全て確認しましょう。
ブラックリストに載った場合の注意点
ブラックリストに載るとさまざまなデメリットが生じ、日常生活にも影響を及ぼします。例えば、ローンを組もうと申請しても審査が通らないため、住宅や車のローンやカードローンも組めなくなります。
また、携帯電話本体の分割払い、クレジットカードの新規作成もできなくなります。クレジットカードを作成できなければ、手元にある現金で生活しなくてはならず、不便を感じるでしょう。
事故情報は永久に残る?
「一度ブラックリストに登録されたら情報は消えないのでは」と思う方もいるかもしれませんが、事故記録は一定期間経過すると自動で削除されます。
事故記録の保管年数は、信用情報機関ごとに異なるのが特徴です。例えば、KSC(一般社団法人 全国銀行個人信用情報センター)では自己破産が10年、任意整理が5年に決められています。早期の借金返済が、いち早く事故情報を消す方法です。
ブラックリストに載っていても車のローンは可能?
ブラックリストに登録されることで、審査が通りづらくなると不安になる方も多いのではないでしょうか。
車のローンは「銀行ローン」「自社ローン」「ディーラーローン」の3種類です。ここからは、金利が安いものの審査が通りにくい、ブラックリストに登録されていても通りやすいなど、ローンごとの違いを解説します。
銀行ローンは通らない可能性が高い
銀行ローンは、信用金庫・銀行などからお金を借りる方法です。
金融機関では、信用情報を確認してから審査を行います。ブラックリストに登録されている場合、審査を通過するのは困難です。また、収入・勤続年数などで返済能力が低いと判断されると、ブラックリストに名前がなくとも審査に通らない可能性もあります。
銀行ローンの利用を希望する場合は、借入金を完済する、信用情報の記録が消えるまでに資金を準備するなどの方法を取ることがおすすめです。
自社ローンは通る可能性がある
自社ローンは、信販会社や金融機関などを通さず、車の販売店が購入代金を立て替える仕組みです。金融商品ではないことから、ブラックリストに登録されていても審査が通る可能性があります。
自社ローンは他のローンと違い、支払い履歴を確認されることがありません。審査が通りやすい反面、返済能力の高さがチェックされること、保証人が必要になる場合があることに注意が必要です。
ディーラーローンは状況によって異なる
ディーラーローンは、カーディーラーとクレジットカード会社・信託会社・保証会社などと連携したローンです。
ブラックリスト登録されていても「借入金額を少なくする」「連帯保証人を付ける」といった方法で審査に通る可能性があります。全額借入れるフルローンと、将来の下取り価格を設定してローンを組む残価設定ローンの2種類から選択が可能です。
また、購入した車を担保とするため、完済までは所有権がディーラーにあります。
ローンの審査に通らない場合でも車の購入は可能?
さまざまな方法を試しても、ローンの審査に通らないこともあるでしょう。ローンの審査に通らなくとも、車の購入を諦める必要はありません。ここからは、ローン以外の購入方法「中古車を選択する」と「買取と下取りを利用する」を解説します。
中古車の購入を検討する
新車にこだわりがないのであれば、中古車も選択肢に入れましょう。中古車は、一般的に新車よりもお得に購入が可能です。そのため、ローンを組まずに購入できる可能性もあります。
中古車の購入には、クレジットカードの利用が可能です。クレジットカードを持っているのであれば審査は要らず、簡単に支払えます。一括払い、分割払いなど支払い方法を選べるのもクレジットカードの魅力です。クレジットカード利用時は、利用限度額に注意しましょう。
買取や下取りを検討する
使用中の車から乗り換えを検討する場合には、買取・下取りをおすすめします。買取は、専門業者・買取店などを利用する方法です。買取業者は多く存在するため、買取査定をいくつか依頼し比較するとよいでしょう。
下取りは、カーディーラーなどに車を売却し、その金額分を新たな車の購入金額から値引く方法です。市場価値に左右されにくいメリットがある反面、純正品以外のパーツ類は評価につながらないデメリットもあります。
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ケーユーには、中古車購入後のカーライフを支えるサポートが整っています。例えば、手厚いアフター保証や特典付きメンバーズカードです。ここからはケーユーの特徴を紹介します。
最長5年の保証で新しいカーライフをサポート
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ケーユーのメンバーズカードには、さまざまな特典があります。例えば、ロードサービスです。万が一、車の故障や事故が起こった場合に、24時間365日対応可能です。また、車検の基本工賃20%オフ、板金塗装修理工賃10%オフなどのお得な特典も利用できます。
車のメンテナンスにエンジンオイル交換があります。定期的な交換が推奨されるエンジンオイルも、メンバーズカードがあれば年2回までエンジンオイル代無料で交換が可能です(交換工賃が別途かかります)。
まとめ
車のローン審査に通らない理由には「他のローンを複数利用している」「借入金額と年収が見合わない」「情報が間違っている」「審査要件に適していない」「過去の事故情報がある」などがあります。ローンの審査に通らない場合、中古車の選択もおすすめです。
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