中古車を試乗する際に確かめておきたい9つのポイントとは?
中古車を購入する際は、事前に試乗することで使用感や不具合の確認ができます。では、購入につながる正しい判断をするために、試乗ではどのような点を意識すればよいのでしょうか。
この記事では、中古車を試乗する際に確かめておきたいポイント、注意点などを解説します。スムーズに高品質な中古車を選ぶ参考にしてください。
- 中古車を購入するときは試乗がおすすめ
- 中古車を試乗する際の主な流れ
- 中古車の試乗で必要なアイテム
- 中古車を試乗する際に確かめておきたい9つのポイント
- 中古車の試乗を断られたときの対応策
- 中古車購入の相談ならケーユーがおすすめ!
- まとめ
中古車を購入するときは試乗がおすすめ
中古車は、インターネット上の画像や情報を確認するだけで、直接店舗に足を運ぶことなく購入が可能です。しかし、中古車を購入する前には試乗することをおすすめします。
内外装の汚れ・傷などは、インターネット上の画像だけでは完全に把握できません。使用感や動作の不具合など、実際に乗らなければ分からない要素もあるため、可能な限り試乗してから購入を決めましょう。
中古車を試乗する際の主な流れ
販売店で気になる中古車があっても、自由に試乗できるわけではありません。試乗するには、販売店の了承が必要です。
ここでは、中古車を試乗する際の流れを紹介します。詳細は販売店によって異なりますが、主なステップは4つです。当日の試乗手続きがスムーズに進められるように、この項目で理解しておきましょう。
販売店に問い合わせる
試乗は店舗側でメンテナンスや準備が必要なため、事前連絡がない場合は受け付けてもらえないことがあります。試乗したい中古車をウェブサイトや広告で見つけたら、まずはその車を取り扱っている販売店に問い合わせましょう。
試乗が可能であれば予約をします。その際に必要書類の説明があれば、事前に準備しておきましょう。未成年者は、親権者の同意も必要な場合があります。
試乗前に説明を受ける
予約した日時に、販売店へ向かいます。予約時間に遅れると試乗できなくなるケースもあるため、試乗当日は時間に余裕を持って出かけましょう。
試乗前に販売店から説明があります。説明内容は、車の操作方法や試乗コースなどです。疑問や不明点がある場合は必ず確認し、理解した状態で試乗に臨みましょう。必要書類の提出もこのタイミングで行います。
中古車を試乗する
説明を受けたあと、実際に目的の中古車に試乗します。一般的に、試乗時間は約15分です。多くの場合、販売店のスタッフが同乗します。試乗する場所は、販売店の周辺道路や販売店が併設している専用コースです。
15分の試乗時間は短いため、事前にポイントをまとめておきましょう。試乗時に確かめておきたいポイントは、あとの項目で詳しく解説します。
中古車を返却する
試乗が終わったら、中古車を返却します。このときに販売店のスタッフから感想を聞かれるため、購入をためらう理由があれば正直に答えましょう。購入せずに帰宅しても問題ありません。購入したいと思った場合は、見積もりを依頼します。
チェックを忘れたポイントがある場合、あらためて確かめたいポイントが生じた場合は、再度試乗できないか相談してもよいでしょう。
中古車の試乗で必要なアイテム
ここでは、中古車の試乗のときに必要なアイテムを確認します。問い合わせの段階で、販売店から指示を受ける可能性もありますが、任意で持って行くほうがよいアイテムもあります。
必要なアイテムを忘れると、適切な判断ができなかったり、試乗自体ができなかったりするケースもあります。このようなリスクを避けるためにも、しっかりと把握しておきましょう。
運転免許証
公道を走る場合、試乗であっても運転免許証が必要です。自分で車を運転して販売店に行く方は言うまでもなく必要ですが、バスやタクシーなど車を運転せずに行く方も忘れずに持参しましょう。
運転免許証を忘れた場合は、自身は助手席に座り、販売店スタッフが運転する形で試乗が可能です。しかし、自分で運転しなければ具体的な使用感が分からないため、一度キャンセルし、別日での予約をおすすめします。
安全に運転するための道具
運転するときに眼鏡・コンタクトレンズを使用している方は、試乗でも装着しましょう。中でも、運転免許証の条件欄に「眼鏡等」と記載がある場合は必須です。
また、当日は運転しやすい服装・履物で試乗に臨みましょう。これらは必須ではありませんが、安全に運転をするために重要です。ヒールやサンダルは安全性に支障をきたすだけでなく、道路交通法に触れる可能性もあります。
自動車保険証
「他車運転特約」が付いた任意保険に加入している方は、自動車保険証を持参しましょう。
試乗する車は、販売店が加入している保険の対象です。しかし、多くの場合販売前の中古車は任意保険に加入していません。試乗で事故が起きると、自賠責保険の対象外の部分は販売店、または運転者が負担する必要があります。
通常の任意保険は自分の車だけが対象です。しかし、特約として他車運転の付帯が付いていると、試乗の事故でも補償の対象となり、両者の負担を軽減できます。
中古車を試乗する際に確かめておきたい9つのポイント
新車と異なり、中古車は経年劣化が進んでいます。購入後、安全かつ快適に使用するには、試乗する際にさまざまなポイントの確認が必要です。
ここでは、中古車を試乗する際に確かめておきたい9つのポイントを紹介します。これらをチェックしたうえで試乗することで、購入を的確に判断できるでしょう。
エンジンのコンディション
中古車に試乗する際は、エンジンがスムーズにかかるかをチェックしましょう。エンジンは車の主要部品です。故障すると高額な修理費・交換費が発生します。
走行中・アイドリング中も含めて、異音がしたり振動が大きかったりする場合はエンジンに不備がある可能性が高いため、購入を慎重に判断しましょう。
マフラーからの煙
中古車から降りて、マフラーから出る煙をチェックしましょう。ここで注目する部分は、煙の色と臭いです。黒い煙が少し出ている程度であれば、大きな問題はありません。
大量の白い煙が出ている場合、オイルが焦げたような異臭がする場合は、エンジン不備の可能性があります。走行中の煙を確認したいときは、アイドリング状態でスタッフにふかしてもらいましょう。
シートの座り心地
中古車を快適に使う判断として、シートの座り心地は重要です。エンジンをかける前や、走行中に確認しましょう
乗り心地の感じ方は、人によってさまざまですが、シートの硬さ、足元のスペース、視界のよさに加え、振動の伝わり方などに違和感がないかを確かめておきましょう。長距離を運転する予定の方や使用頻度が多い方には、特に重要なポイントです。
アクセルやブレーキの操作感
快適なドライブを楽しめるよう、試乗時にはアクセルやブレーキの操作感を確かめましょう。アクセルの踏み込みに応じてスムーズに加速すれば、運転しやすい車といえるでしょう。
ブレーキの効きは安全性の面でも重要です。ブレーキの効きが弱い車は事故につながる可能性があるため、イメージ通りに動かない場合は慎重に判断しましょう。
アクセルやブレーキの操作感には個体差があります。個体差による多少の違和感は、乗り続けることで解消されるでしょう。
シフトレバーの動き
シフトレバーの操作から、スムーズにシフトチェンジできるのかを確かめましょう。レバーが過剰に硬い・緩いと感じた場合は、不具合の可能性があります。
マニュアル車はクラッチの操作感も確かめましょう。クラッチを踏みながらスムーズなギアチェンジができない場合は、クラッチが消耗しているかもしれません。
ステアリングの状態
中古車の試乗中にステアリングにブレがあったり、真っすぐの状態で左右に寄ったりする場合には注意が必要です。車軸にダメージを負っている可能性があります。
ハンドルの重さは、アクセルやブレーキと同じように個体差があります。実際に運転してカーブを曲がる際に、自分のイメージと合っているかを確認しましょう。
電装品の調子
エアコン、カーオーディオ、カーナビ、パワーウインドウなどの電装品の調子を確かめましょう。これらは、購入後に故障すると大きな修理費用がかかります。
中でも、エアコンは車の状態を判断するためにも重要です。例えば、水害車はカビやさびによる悪臭が生じます。エアコンの不具合は、他の電装品や金属パーツもダメージを負っている可能性があるため、注意深く確認しましょう。
エクステリアの汚れや傷
塗装の剥がれ、さび、ヘッドライトのひび割れなど、エクステリアの汚れや傷は細かくチェックする必要があります。日の当たり方やボディカラーによって分かりづらい箇所もあるため、さまざまな角度から確認しましょう。
走行に問題がない場合も、豊かなカーライフを実現するために重要です。中古車は、エクステリアの印象が悪いと売却時の価値が下がってしまいます。
インテリアの汚れや臭い
中古車のインテリアは、前オーナーが吸っていたタバコや飼っていたペットの汚れ、臭いが付いていることがあります。タバコについては、焦げの有無なども確認しましょう。
他にも、エアコンのカビや食べ物、香水、体臭などが混ざると複合臭が生じます。このような臭いは、車内の換気だけでは改善につながりません。試乗時に悪臭を感じたら、クリーニングの可否や費用の負担先を聞いておきましょう。
中古車の試乗を断られたときの対応策
中古車の試乗を断る販売店もあります。主な理由は、車検が切れている、任意保険に加入していない、併設している構内コースがなどです。
この場合、何を基準に中古車を購入すればよいのでしょうか。ここでは、中古車の試乗ができない場合の対応策を3つ紹介します。
エンジンをかけてもらう
中古車の試乗は難しくても、エンジンをかけてもらえる場合があります。エンジンが始動するまでの時間、エンジン音、マフラーから出る煙の状態などを確かめるとよいでしょう。エンジンルーム内のさびや汚れのチェックも重要です。
エアコンやカーナビといった電装品の動作も、エンジンをかけるだけで確かめられます。この他にも、ワイパーやウインカー、ヘッドランプなど、動かせるものは全てチェックしておきましょう。
点検記録簿を見せてもらう
中古車の点検記録簿があれば、見せてもらいましょう。点検記録簿は、過去の整備内容を示す書類です。24か月点検・12か月点検の記録や、その際の修理記録を確認できます。整備内容から大まかな車両品質の把握が可能です。
また、点検記録簿がある車は前オーナーがその中古車を丁重に扱っていたことの証ともいえます。点検記録簿の有無と内容から、良質な中古車を判断しましょう。
気になる事があればスタッフに質問する
気になる点は、納得できるまで販売店のスタッフに質問しましょう。質問しておきたい内容として、以下のような例があります。
・禁煙車なのか喫煙車なのか
・修復歴の有無
・水害車ではないか
・目視では確認できない傷・へこみはないか
第3者機関による車両検査表には、内外装の傷や臭いに関する評価があります。車両検査表があれば、目を通した上で質問するとよいでしょう。
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ケーユーは全国各地に店舗を展開しており、総在庫数3,000台以上の中古車を取りそろえています。人気のモデルからレアなモデルまで扱っているため、幅広い選択肢からお気に入りの1台を見つけ出せるでしょう。
販売している車は仕入れ担当者、商品管理センター、販売担当者の三重チェックを突破しており、車両状態評価書から、修復歴の有無や修復箇所の確認も可能です。
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ケーユー本店は試乗可能
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本店に限らず、他支店でも試乗可能な店舗が多数あります。例えば、金沢野々市店では、2022年9月の決算セール中に全車試乗可能なサービスを実施していました。
全国の在庫は、各拠点に無料で取り寄せが可能です。お近くの試乗可能な店舗をご利用ください。
まとめ
中古車の状態を把握するためには、購入前の試乗が非常に重要です。ウェブサイトなどで気になる中古車を見つけたら、事前に問い合わせて試乗の希望を伝えましょう。
購入するかを正しく判断するためにも、試乗前にチェックポイントを押さえておきましょう。
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